(株)デコリアはビニール壁紙の中でも機能性・デザインに強い製造メーカーです。
なんと1年間で地球半周分の約2万Km、約700種類の壁紙を製造しています！
今回の見学で学んだ、製造の現場とつくる人の思いを少しでもみなさんに伝えられたらいいなと思います。

POINT①　(株)デコリアはここがすごい！

“DECOLAB-デコラボ-” クリエイティブオフィス
“デコラボ”というオフィスでは、デザイナー、技術者、そして営業が同じ空間で働いており、一体となって開発を行っています。このような共同作業の環境により、デザイナーや技術者は営業がクレーム対応している様子を見て、より商品を改良すべき責任感を持つようになり、一方で営業はデザイナーと技術者の製造現場の思いを届けたい気持ちを持つことができるそうです！

デザインと機能性で差別化
ビニール壁紙業界は低価格の量産品比率増の中、一般品（1000クラス）で勝負しています。

全社員職人化計画
壁紙を製造するだけでなく、社員全員で施工研修を実施し、品質向上への努力を惜しみません。

POINT②　壁紙のこだわり “素敵な｢コト・トキ｣をデザイン”

子どもの感性をはぐくむ壁紙 -Blackboard-
チョークで自由に描き消しができる黒板のような壁紙！「Blackboard」は、2017年度グッドデザイン賞および第11回キッズデザイン賞を受賞しました。

待ち時間をDesignする壁紙 -TH32957　「さがしてみよう！どうぶつたちのかくれんぼ」-
①ストーリー
葉っぱの柄の中に動物たちが隠れていて物語性を感じる
②コト・トキ
親子が隠れている動物を探して過ごす時間が思い出になる
③施工性の工夫
濃い色の葉の柄やどうぶつたちがジョイント口にこないようになど、柄がずれてもわかりにくい、柄わあせがしやすいデザインにするといった職人さんに向けた工夫を開発段階から行っています。

POINT③　製造の現場　常に「もっと良くしよう」工場は進化する

製造の現場では、長年の壁紙製造技術の蓄積、熟練の職人の技を標準化し、安定して高品質な壁紙を生産しています。
工場技術者の方がそれぞれの持ち場で行っている作業の意味とこだわりを聞くことができました。

壁紙工場見学を通じて、日頃販売している壁紙の製造過程を目にし、その製品に対する深い理解を得ることができました。しかしながら、より感動的だったのは、製品背後の人々の情熱と努力です。デザイナーから技術者、そして現場で作業する職人まで、それぞれの役割に誇りを持ち、お客様が快適に過ごせる住まいを創り上げるために心を尽くしている姿に感動しました。さらに、壁紙が彩る空間で日々を過ごすお客様の喜びや幸せを想像することができ、その熱意と共感を強く感じました。今後は、単なる商品販売者としてではなく、この製品に込められた情熱や思いもお客様に届けていきたいと考えています。